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2016年4月 80号

泣いても、笑っても病気は変わらない… だから笑おうと決めたのです


■担当マッサージ師/中央在宅マッサージ 昭島院 柏木 茉実・藤本 愛美
■レポート    /中央在宅マッサージ     石川 典子


 3分に一回は笑いが起こる!とにかく明るく笑いのセンス抜群のK・Nさん。3人のお子さんにも恵まれ、幸せ絶頂期に多発性硬化症という難病を発症しました。彼女の泣き笑いの半生に、底抜けに明るい人柄に、生きるということの尊さと意味を教えてもらいました。
 
  ▲在宅マッサージを始めたのは昨年8月、現在は週三回、3人の施術者が担当しています。「気持ちいい〜」「さいこ〜」といつも施術を褒めて下さり、訪問する施術者はNさんに癒されています。
   

難病との闘い


 
   東京都日野市にご主人、息子さんの3人で暮らしているK・Nさんは、今年1月に53才になりました。お子さんは長男、双子の娘さん。なんと3人のお孫さんもいます。  多発性硬化症とは、聞きなれない病名ですが、落語家の林家こん平さんが患った病気として知られています。Nさんが異常を感じたのは1989年26歳の時でした。急に眼が見えなくなり、眼科を受診しましたが、原因不明。一年ほどして良くなったため、それが病気のサインとは気が付かないまま、普通の生活をしていました。そんな中、再び病魔が牙を剥いてきたのは、5年後、双子のお子さんが小学校4年生くらいになった頃です。「二人の卒業式には、母はもう一人では歩けなくなっていました」と長女のMさん。色々な病院で調べてもらいましたが、原因はわからず、「なんなの?」という日々が続きました。  それから2年後、やっと多発性硬化症という診断が付いたとき、Nさんは、三か月間泣き通しだったといいます。
▲施術中も、いつあも冗談ばかり…笑いがたえません。
   
 

 夢は、いつかまた
 歩けるようになって、
 家族で沖縄へ行くことです。/Tさん

◀マッサージをしてもらうと本当に身体が楽になります。もっと早くに知っていたら良かったのにとNさん。

諦めない、それが 私のメッセージ 

   

 若い頃は、スキーやサーフィン、テニスと、とにかくスポーツが大好きでした。けれど最近は立つことさえ難しくなってきました。
 「いつごろから歩けなくなりましたか?」の問いに「あれは三年前〜♪」と歌うNさん。また爆笑が起こります。なぜそんなにも明るいの?とうかがうと「泣いても、笑っても、同じ時間でしょう?だったら笑っていようと決めたの」たくさんの辛さを乗り越えてきた人の言葉です。
 「結婚や子育てと、色々経験していく中で母の苦労がやっと分かってきました」「今は、限られた時間を出来るだけ一緒にいようと思います」と長女のMさん。
 「そうそう、だから沖縄行こう〜」とNさん。また冗談で涙が笑いに変わります。今後の夢は?の問いに「また歩けるようになりたい」と答えるNさん。先日から、理学療法も始まり、立つ練習も始めました。決して諦めない。その生き方は、母として子供たちへの大切なメッセージです。
 

▲左から長女のMさん、次女のYさん、お孫さんのK君、Sちゃん。まるで美人三姉妹のようです。今日は、取材のために千葉と神奈川から駆けつけてくれました。(小1のA君は学校です)
     
 

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